〈フィリピンニュース〉


フィリピン銀行業界の不良債権比率、3月末3.33%に

前月末3.31%から小幅上昇、前年同月末4.08%からは改善


米国では銀行の破綻が相次いでいますが、フィリピンは大丈夫なようです。

フィリピン中央銀行(BSP)の速報データによると、2023年3月末のフィリピン銀

行業界の総融資残高に占める総不良債権(元利回収遅延債権)比率(NPL比

率)は3.33%で、前月末の3.31%から0.02%ポイント上昇した。前年同月末の

4.08%からは0.75%ポイント低下した。不良債権(NPL)貸倒引当率は105.17%と

前月末及び前年同月末から上昇した。

 総資産に占める不良資産(NPA=元利回収遅延融資+担保権行使による

取得不動産等)比率は2.30%で、前月末の2.32%、前年同月末の2.73から低

下した。一方、不良資産(NPA)貸倒引当率は87.30%で前月末及び前年同月

末から上昇した。[WCL Solutions (Phil.) Corp.]


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https://pheconomist.com/topics_detail8/id=80798




〈フィリピンイベント情報〉


ピノイ・オタク・フェスティバル2023:自然

Pinoy Otaku Festival 2023: Shizen


5月19日(金)〜21日(日)

[会場] Robinsons Place Novaliches Trade Hall, Quirino Highway, Novaliches, Quezon City

コスプレコンテスト、日本の歌のカラオケコンテスト、アイドルコンサート、

ロリータ&原宿ファッションショーが行われるまさに「オタクの総合展示会」。

今回のテーマに「自然」とある通り、環境についても考えるオタクイベント。


詳細はこちら

https://www.facebook.com/events/robinsons-novaliches/pinoy-otaku-festival-2023-shizen/1089806321901021/




〈フィリピンの株式市場および経済情報について〉


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2023年4月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


4月のフィリピン株式市場は月間ベースで上昇しました。

フィリピン総合指数は前月末比+1.93%となる6,625.08ポイントで引けています。

■フィリピン株式市場

4月のフィリピン株式市場は、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国からなる「OPECプラス」が追加減産を

打ち出し、原油価格が上昇したことなどから下落して始まりました。その後、3月のフィリピンの消費者物価指数(CPI)上

昇率がインフレ鈍化を示したことなどが好感される場面もありましたが、米利上げ継続観測の台頭などから上値の重い展開と

なりました。しかし下旬にかけては、フィリピン銀行大手の好決算などを受けて上昇に転じました。日本の総合商社などによる

フィリピンのインフラ大手に対する株式公開買い付けの発表も注目され、4月末のフィリピン総合指数は前月末比1.93%高

の6,625.08ポイントとなりました。

為替市場では、2月の海外労働者からの送金の伸び鈍化や米利上げ継続観測の台頭などを背景にフィリピンペソの対米

ドルレートは下落しました。4月は、やや米ドル高・円安となりましたが、フィリピンペソの対円レートは月間で1.90%安となりま

した。

■運用状況

株式組入比率は、市場の流動性や個別銘柄の成長性を考慮しながら、高位を維持し、4月末時点での保有銘柄数は

25となりました。業種別組入比率は、資本財セクターを27.1%、銀行セクターを25.7%、不動産管理・開発セクターを

15.4%としました。個別銘柄では、フィリピン中央銀行による利上げの悪影響が警戒される不動産株を一部売却した一方、

利上げの恩恵が期待される銀行株やディフェンシブ性のある公益事業株をそれぞれ買い増ししました。

■今後の見通し

フィリピンの1-3月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増と、前期の同7.1%増から減速したものの、堅

調な個人消費などに支えられ、市場予想を上回る底堅さをみせました。また、4月の製造業購買担当者景気指数

(PMI)は51.4と、20ヵ月連続して好不況の分かれ目とされる50を上回っています。こうした中、フィリピン総合指数でみた

2023年のEPS成長率(市場予想ベース)は+12.2%と、堅調な増益が見込まれています(4月末時点)。予想PER

(株価収益率)が4月末時点で12.6倍(12ヵ月先市場予想ベース)と、過去10年平均の16.2倍を大きく下回る水準

にあり、割安感が強いとみられます。ただ、世界的なインフレなどが依然として警戒され、フィリピン株式市場の先行きも予断を

許さない状況です。4月の同国CPI上昇率が前年同月比6.6%へと鈍化しましたが、コアインフレ率は同7.9%と高止まりし

ています。引き続き国内物価や通貨ペソの動向などを注視する考えです。

今後の運用方針としましては、好業績が期待される銀行株を中心に金融のオーバーウェイトを継続する方針です。また、

同国GDPの7割を個人消費が占めるなど、経済の牽引役とも言える消費関連銘柄にも引き続き注目していきます。




下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/ph_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com






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