〈フィリピンニュース〉


失業率、新型コロナで二桁台へ悪化懸念

2019年の年間最低記録5.1%から急上昇か


コロナショックは世界全体に及んでいるようで、これまで好調であったフィリピン経済もその影響から逃れられそうにありません。

国家経済開発庁(NEDA)は、「フィリピンの失業率はこれまで順調に改善傾向を辿ってきたが、2020年は新型コロナ感染拡大やそれに伴う地域隔離措置の影響で大幅悪化、年内に二桁台まで急上昇する可能性もある」との懸念を表明した。

フィ リピン統計庁(PSA)によると、2019年の年間平均失業率は5.1%となり前年の5.3%から0.2%ポイント改善した。算出基準が変更されており単 純な比較はできないが、継続的な記録の残る1993年以降の年間ベースで最低記録となった。フィリピンでは、毎年1月、4月、7月、10月に失業率などの 労働・雇用動向統計が発表される。この4回の平均値が年間平均失業率として発表される。[WCL Solutions (Phil.) Corp.]


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https://pheconomist.com/topics_detail8/id=63982




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〈フィリピンの株式市場および経済情報について〉


キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2020年4月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。


4月のフィリピン株式市場は月間ベースで上昇しました。 フィリピン総合指数は前月末比+7.13%となる5,700.71ポイントで引けています。

■フィリピン株式市場 4月のフィリピン株式市場は、新型コロナウィルス感染拡大の悪影響が懸念される中、中央銀行による緩和策と政府によ る財政政策案を好感して上昇しました。

フィリピン総合指数は前月末比7.13%高となる5,700.71ポイントで引けていま す。

フィリピン中央銀行は16日に開いた金融政策決定会合で、政策金利に相当する翌日物借入金利(RRP)を 0.5%引き下げ、2.75%にすることを決定しました。

同中銀は2月に0.25%、3月に0.5%利下げしたばかりですが、5 月に予定していた定例の金融政策決定会合を前倒しして開き、異例の追加利下げに踏み切りました。

他方、フィリピン下 院の新型コロナウィルス対策委員会は、総額約1兆3,000億ペソ(約2兆7,600億円)の景気刺激策を盛り込んだ 法案の起草を進めています。

柱 となるのは、ドゥテルテ政権が掲げる大規模なインフラ整備計画「ビルド・ビルド・ビルド」の拡 大や6,500億ペソを割り当て、国民皆保険(ユニバーサルヘルスケア、UHC)制度の導入を見据えた新たな医療施設の 建設や教育、食料安全保障に関連するインフラ整備を進める計画です。

■運用状況 株式組入比率は、市場の流動性や個別銘柄の成長性を考慮しながら、高位を維持し、4月末時点での保有銘柄数は 24となりました。

業種別組入比率は、資本財セクターを25.4%とし不動産セクターを23.4%としました。

個別銘柄では、 組入上位銘柄に大きな変動はありません。

■今後の見通し 4月末日現在、フィリピン総合指数の株価収益率は12.5倍と過去5年間の平均値である20.1倍を大きく下回っており 割安な状態になっています。

米国を筆頭に世界的な新型コロナウィルス感染拡大は続いており、深刻な状況に変わりはな いものの、各国の積極果敢な財政金融緩和が好感され、新型コロナウィルス収束後の景気回復を先取りする格好となって いることから、今後相場は回復すると予想しています。

リスク要因としては、トランプ米国政権による保護主義政策などが挙 げられます。

運用方針としましては、GDP全体の約7割を個人消費が占めるほど、フィリピンは消費が活発なことから、引き 続き消費関連セクター(消費者サービス・生活必需品・家庭用品)のオーバーウェイトを維持する予定です。


下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。

http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf


フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。

http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html


<フィリピンリタイアメント情報>

ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。

http://www.cityac.com/happyrt/index.html


<退職ビザ、現地の視察>

バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。

メールアドレス: ito@barontravel.jp


その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。

ehaya001@hotmail.com





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