〈フィリピンニュース〉

11月のインフレ率6.0%へ鈍化(前月6.7％)

11カ月平均5.2%、コアインフレ率は4.1％

　フィリピン統計庁(PSA)発表によると、2018年11月の総合インフレ率(総合消費者物価指数、2012年=100)は6.0%(速報値)となり、前月から0.7%ポイント鈍化した。一方、年初から11カ月間の平均インフレ率は5.2%(2012年基準)で、政府のインフレ目標(2-4%)の上限を 1.2%ポイント上回っている。

　11月に関しては、食品・非アルコール飲料、住宅・水道・光熱費、通信が鈍化した一方、教育や交通・輸送費は横ばいだった。食品に関しては、米、青果類、肉・魚類、コーン(とうもろこし)、パン・シリアルの鈍化が目立った。

　11月の特定食品・エネルギー関連品目等変動の激しい品目を除いたコアインフレ率は5.1%で、前月から0.2%ポイント上昇した。

　総合インフレ率を地域別で見ると、首都圏5.61%で前月から0.5%ポイント鈍化。地方は6.2%と前月から0.6%ポイント鈍化。インフレ率が最も高かった地方はビコール(8.9%)、次いで、イロコス(8.0%)。最もインフレ率が低かった地方は、中央ルソン(4.4%)、次いでコルディリェラ自治区(4.5%)。

　なお、中央銀行(BSP)発表によると、11月の総合インフレ率(2012年=100)6.0%への寄与度は、食品・非アルコール飲料3.1%(うち食料品2.7%)、住宅・水道光熱費0.9%、交通・輸送費0.7%、外食・サービス他0.6%、酒類・煙草0.3%、健康・医療0.2%、衣料・靴類 0.1%など。一方、11カ月間の平均インフレ率5.2%への寄与度は、食品・非アルコール飲料2.6%(うち食料品2.4%)、住宅・水道光熱費 0.9%、交通・輸送費0.5%、酒類・煙草0.3%、外食・サービス他0.4%、健康・医療0.1%、衣料・靴類0.1%など。［WCL Solutions (Phil.) Corp.］

つづきはこちら

https://pheconomist.com/topics_detail8/id=57754

大統領、ミンダナオ地方スルー州のホロ島に師団規模の国軍を送る意向を明らかに

　ドゥテルテ大統領はこのほど、ミンダナオ地方スルー州のホロ島に師団レベルの規模の国軍部隊を派遣する意向を明らかにした。同島では先月16日、「イスラム国」（ＩＳ）に忠誠を誓うイスラム過激派アブサヤフの銃撃を受けて国軍兵士５人が死亡するなど交戦や民間人らの誘拐が相次いでおり、国軍の本格的増派で過激派の掃討を急ぐ狙いがあるとみられる。

　ドゥテルテ大統領は「数日内に１個師団を送る」と明言し、国軍兵士のホロ島での死亡をその理由とした。ロレンサナ国防長官も４日、テレビ局ＣＮＮフィリピンのインタビューで「大統領は派遣される師団のため17日にスルー州へ行く」と言明していた。

　国軍は１月以降、今年中に国内のイスラム過激派の掃討を終えると表明してきた。しかし、７月にはバシラン州ラミタン市で、８月にはスルタンクダラット州イスラン町でイスラム過激派が起こしたとみられる自爆テロが発生。イスラム過激派による誘拐事件も多発し、掃討は進んでいない。（日刊まにら新聞）

つづきはこちら

http://www.manila-shimbun.com/category/society/news241851.html

〈フィリピンイベント情報〉

マニラノート（平田オリザ原作）

【時】12月７日（金）、８日（土）、９日（日）/ 14日、15日、16日

【開演】金曜午後８時、土曜午後３時と８時、日曜午後３時

【所】フィリピン文化センター（首都圏パサイ市）Cultural Center of the Philippines. CCP Complex, Roxas Boulevard, Pasay City

【費】800ペソ～1000ペソ

【チケット】www.ticketworld.com.ph

【問】電話（02）832-3704、電子メール manilanotesph@gmail.com