<フィリピンの株式市場および経済情報について> キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2015年2月の月次レポートによれば、フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。 2月のフィリピン株式市場は、堅調な相場展開となりました。代表的な株価指数であるフィリピン総合指数は前月末 比0.5%上昇し、7,730.57ポイントで終えました。通貨フィリピン・ペソは、2月末に2.71円(投資信託協会発表値)とな り、前月末比1.1%のフィリピン・ペソ高/円安となりました。 ■フィリピン株式市場 2月のフィリピン株式市場は、先月に引き続き好調な企業業績と経済を背景に堅調な相場展開となり月末 ベースでは史上最高値を更新しました。代表的な株価指数であるフィリピン総合指数は前月末比0.53%上昇 し、7,730.57ポイントで終えました。特に不動産関連やインフラ関連などの企業が好決算を発表したことが好 感され同指数は上昇しました。当ファンドに組み入れている銘柄では、フィリピンのコングロマリット(複合 企業)SMグループ傘下の不動産開発・ショッピングモール運営大手SMプライム・ホールディングスは、2014 年通期決算を発表し、純利益が前年比13.0%増の約183億ペソ(約494億円)だったと明らかにし、2桁の増収 増益を達成しました。インフラ関連株のメトロ・パシフィック・インベストメント(MPIC)は、純利益が前年 比10%増の約79億ペソ(約213億円)だったと明らかにしました。売上高は同10%増の約338億ペソとなり、 配電や配水、高速道路運営、病院運営の全事業が好調な伸びを示し、2桁の増収増益となりました。また、 フィリピンの総合化学メーカーD&Lインダストリーズは、2014 年通年連結決算で、純利益が前年比27%増の約 20億ペソ(約54億万円)だったと発表しています。このようにフィリピン企業の好決算が相場を支えました。 当ファンドに組み入れている銘柄の中では、通信大手のグローブ・テレコム(前月末比+9.11%)やSMプラ イム・ホールディングス(同+6.24%)などが上昇しました。他方、フィリピン・アイランズ銀行(同 ▲2.58%)やファスト・フード大手のジョリビー・フード(同▲5.26%)は下落しました。 ■フィリピン経済 フィリピン中央銀行が発表した昨年のフィリピン人海外出稼ぎ労働者を含む在外フィリピン人からの送金額 (銀行経由のみ)は、前年比5.8%増の約243億米ドル(約2兆9,000億円)でした。金額ベースでは、過去最高 を更新しました。主な送金元は米国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、英国、シンガポール、日 本、香港、カナダでした。昨年の国内総生産(GDP)に占める送金額の割合は8.5%に達しており、送金の安定 的な伸びがフィリピンの国内経済の成長を支えています。 ■今後の見通し フィリピン株式市場については、引き続き好調な企業業績と経済を背景に堅調な相場展開が継続すると見て います。フィリピンは、海外労働者からの送金は引続き増加傾向であり、外注産業(BPO)も高い伸びを示し ていることから、内需主導型の高い経済成長を維持すると期待されています。また、原油相場の下落はフィリ ピン経済に恩恵をもたらします。ガソリン小売価格低下により消費意欲の向上が期待できます。従って、良好 な企業業績を背景に中長期的に株式市場は堅調な相場を維持すると見ています。加えて、フィリピンの経常収 支は黒字であり、外貨準備も潤沢なことから、大幅な通貨の下落には繋がりにくいと考えています。 下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。 http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。 http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html <フィリピンリタイアメント情報> ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。 http://www.cityac.com/happyrt/index.html <退職ビザ、現地の視察> バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。 メールアドレス: ito@barontravel.jp その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。 ehaya001@hotmail.com
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