<フィリピンの株式市場および経済情報について> キャピタル・アセット・マネージメント社の運用している、「フィリピン株式ファンド」の2014年9月の月次レポートによれば、 フィリピン経済および株式市場の状況は下記の通りです。 9月のフィリピン株式市場は上昇しました。代表的な株価指数であるフィリピン総合株価指数は前月末比3.3%上昇 し、7,283.07ポイントで終えました。また、通貨フィリピン・ペソは、9月末に2.43円(投信協会発表値)となり、前月末比 2.5%のフィリピン・ペソ高/円安となりました。 ■フィリピン株式市場 9月のフィリピン株式市場は、不動産セクターを中心に良好な企業業績を背景に上昇しました。代表的な株 価指数であるフィリピン総合株価指数は前月末比3.3%上昇し、7,283.07ポイントで終えました。 特に不動セクターが上昇し、株式市場を牽引しました。決算が良好だった他、フィリピン政府系の公務員保 険機構(GSIS)によるボニファシオ(商業地域)の土地売却額が前回行われた同じ地域の公有地売却価格を大 幅に上回ったことが好感されました。ボニファシオはマニラ市にあるビジネスセンターで、IT企業やBPO企業 が集まっている商業地域になっています。また、フィリピンのBPO産業の成長に伴いオフィスビルの需要は堅 調に推移するとの見方も不動産セクターにとって追い風となりました。 当ファンドに組み入れている銘柄の中では、メガワールド(前月末比+15.1%)やロビンソンランド(同 +15.06%)の大手不動産株が上昇しました。他方、通信セクターは冴えない動きとなり、大手通信会社のPLDT (同▲10.2%)やグローブテレコム(同▲9.83%)は大幅下落となりました。 ■フィリピン経済 ◎政策金利引き上げ 11日、フィリピン中央銀行は政策金利を0.25%引き上げ、4.0%にしました。また現在のフィリピンで実質的 な政策金利となっているSDA(短期特別預金口座)の金利も0.25%引き上げ、2.5%に引き上げられました。 今年の7月に約3年ぶりとなる金利引き上げと実施したばかりですが、引き続きインフレが目標である5%近 くで推移していることから、中銀はインフレを予防するため政策金利を引き上げました。 ■今後の見通し 米国の早期利上げ観測を背景に、世界的に株式市場は値動きの大きい展開が予想されます。しかしながら、 フィリピンの場合は、内需主導型の高い経済成長を維持すると期待されており、良好な企業業績を背景に中長 期的に株式市場は堅調な相場を維持すると見ています。加えて、フィリピンの経常収支は黒字であり、外貨準 備も潤沢なことから、大幅な通貨の下落には繋がりにくいと考えています。 下記のウェブサイトに、さらに詳しいデータが掲載されています。 http://www.capital-am.co.jp/products/pdf/firipinkabu_getsuji.pdf フィリピン株式にご興味のある方は、下記のウェブサイトに掲載している証券会社から投資できます。 http://www.capital-am.co.jp/products/popup04.html <フィリピンリタイアメント情報> ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。 http://www.cityac.com/happyrt/index.html <退職ビザ、現地の視察> バロントラベル マニラオフィス :担当 伊藤にご連絡ください。 メールアドレス: ito@barontravel.jp その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。 ehaya001@hotmail.com
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