<フィリピンリタイアメントと不動産投資>

フィリピンでリタイアする場合、そのコストをどうやって調達するか、が問題になります。
年金収入がある場合には、それが基本になります。
しかし、それだけに頼りたくない(あるいは頼れない)場合はどうすべきでしょうか?
「投資で稼いで、それで生活する」という方法もあります。

例えば以下ような方法があります。
1)日本国内に円で貯金
フィリピンペソは弱い通貨なので、日本国内に円で貯金しておき
少しづつペソに変えて生活する。
円資産は確実に目減りします(=預金金利がほとんどゼロだから)

しかし、為替リスクも投資リスクもありません。
2)日本国内で高い利回りの投資信託に投資する
例えば、損保ジャパンアセットの運用している「アジア・ハイイールド債券ファンド」はドル建てで8%近い利回りです。
これにおなじみの為替ヘッジを付ければ(いわゆる2階建てファンド)ブラジルレアルコースなら、年率20%近い利回りになります。
詳細は以下のウェブサイトの「アジア・ハイ・イールド債券ファンド」をご参照ください。
http://www.sjnk-am.co.jp/investment/index.html
この場合、円ヘッジしても8%近い利回りになります。
リスクは、以下の2点です。
・投資対象がBBと比較的信用度の低い発行体に投資をしている
・もし円ヘッジ以外のコースを選ぶ場合(=高金利だから)、為替リスクがある

3)フィリピンの不動産に投資する
先日ある不動産会社の説明会に行ってきました。
マニラの「学生寮につかえるワンルームマンション」を購入するというものでした。
完成は3年後。購入価格は約200万円。キャッシュで買うと、15%のディスカウントがあります。想定利回りは9%〜13%。
この場合、次のようなリスクがあります。

・本当にマンションが完成するのか?(フィリピンの場合は完成しない場合も
あります。開発会社の吟味が必要です)
・本当に9%〜13%の利回りがあるのか?(立地のチェックが必要です。
それから、前提として部屋代が周辺価格に比較して妥当かどうかのチェックも必要です。)
・ペソと円の動向:ペソは円に対しては弱いですが、対ドルではこの数年は上昇傾向にあります。ドル・円だけヘッジしておけば、あまりリスクはないかもしれません。(FXの先物でドル売りをしておけばよい)
・フィリピンの不動産価格:これは長期的には年率5%程度の上昇を期待する場合が多いです。
もし、5%不動産価格が上昇し、利回りが9%あり、ドル円のヘッジコストが現状の年率1%程度ならば、トータルのリターンは円で13%になります。
リスクは上に列記した通り、いっぱいあります。
しかし、リターンもかなりあります。まさにハイリスク・ハイリターンです。
しかし、一つ重要な点があります。
3)の場合、(もしマンションが無事完成し、それなりに貸せた場合)、収入はペソです。フィリピンでリタイアメントした場合のコストもペソです。
これならば、通貨リスクは完全にヘッジできます。

1)2)3)、それぞれ良い点と悪い点があります。
あくまで、投資は自己責任です。



〈フィリピンニュース〉

株式市場4月も好調維持、最高値更新続く

4カ月間で19%上昇、時価総額10兆ペソ台到達
外人買越し261億ペソ(昨年年間で565億ペソ)
ペソ対米ドルレートは3.7%のペソ高に

詳細はこちら
http://ph.isajijournal.com/headline/10695-psei-rose-to-record-high.html


ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。
http://www.cityac.com/happyrt/index.html

その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。
ehaya001@hotmail.com

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