<フィリピン経済、株式および不動産投資について>
最近、運用会社、不動産開発会社、不動産投資コンサルタントなどと ミーティングを行いました。簡単に報告をさせていただきます。 1 フィリピン経済 各種のレポートでは、今年の経済成長は3%程度を見込むものが多いが、 これはかなりの確率で上振れする。5-6%成長は期待できる。 理由は 1)昨年急減した財政支出が、今年は(昨年比で)倍増 2)海外からの送金+BPO(コールセンターなど)の新規案件が今年も非常に強い 3)インフレについては、米(コメ)の価格が比較的安定しているため、引き続き低い 物価上昇率が予想される 2 フィリピン株式 景気が堅調であることと、金利の低下により、一段の上昇が期待できる。 これまで、預金に偏っていた個人の資金が、預金金利の低下を背景に 株式市場にも流れ込んでいる。 3 不動産 1)昨年は、不動産価格は20%-30%上昇。 これはこの10年間ほど不動産価格の上昇率が物価上昇率や経済成長率に比べて、 非常に低かったことが背景。 アジア危機の前の水準に比べても、現在の水準は相当に低く(ドルベースでは半分程度)、 まだ上昇余地はある。 2)販売は好調 現在住宅ローンの金利は、長め(5-7年の固定)で10-12%、短め(1年の変動) で6%程度。不動産の利回りは6%-10%で、借入によるレバレッジ効果は あまりない。しかし、プレセール(完成前の販売)で購入することにより 10-20%ディスカウントがあり、不動産の先高観を背景にして どの物件も販売は好調。 3)REIT ただし、REITは利用しにくい。すでにREITについての法整備はされているものの、 条件が厳しいため(上場が義務づけられている、オリジネーターの出資は1/3未満 など)、実現にはいたっていない。 REITが利用できない場合、税金の問題があり、外国人の投資には特別なスキーム が必要。 4)日本人のリタイアメントについて 場所にもよるが、一軒あたりの金額が(日本に比べて)安いので、 「数件を購入し、自分はその一つに住み、残りを貸して収入を確保する」 という人が最近何人かあった。 以上よろしくお願いします。 林 以上でございます。 それから、いつもご紹介させていただいております、キャピタル・アセット社の運用しております フィリピン株式ファンドの月報も合わせて送らせていただきます。 モーニングスターからパフォーマンスNo1との評価もいただいております。 引き続きよろしくお願いいたします。 SIG 林 栄一 <フィリピンリタイアメント情報> ハッピー・リタイアメント・イン・フィリピンもご参照ください。 http://www.cityac.com/happyrt/index.html その他、フィリピンリタイアメントについては、下記までご連絡ください。 ehaya001@hotmail.com |