<最近あったフィリピン関係の投資案件>
私の本業は、日本から海外への投資コンサルタントです。 主に欧米ですが、フィリピンを含むアジアもあります。 世界的な金融大不況のため、新しい投資は非常に限られて います。フィリピンも当然ながら、厳しい状況です。 (フィリピンへの投資も、フィリピンから日本への投資も ・・) 最近あった話は、 「フィリピン大手のスーパー・マーケットの20%程度の 株式を、あるアジアの国の大手消費財メーカーが購入する 予定であったが、最近の景気悪化でキャンセルとなった。 新しい投資家を日本で探して欲しい。金額は20億円」 というものでした。 先日キリンビールがサンミゲル・ビールの株式の取得を 発表しました。(これまではサンミゲル・ビールの親会社 であるサンミゲル・ホールディングに投資していたのですが 、サンミゲル・ホールディングが公共投資などのインフラ 関連事業にも進出したため、キリンビールとは思惑が 異なってきたため) フィリピンは人口増加率も高く、それなりに成長もしている ので、「消費財関連」は良い投資対象と思います。 一方で、日本は人口減少社会。日本の消費財関連企業にとって 魅力的な国になるでしょう。それに中国やインドほど強力 な国でもなく、「日本が良いように利用されるだけ」という リスクも少ないです。(中国やインドほど成長しないかも しれませんが・・・) しかし、今回の話は「20%」と少し中途半端。過半数なら 興味があるところもありそうですが。 |